いとう治療院ブログ

【鍼灸と適応疾患】 後縦靭帯骨化症(OPLL)

2013/9/13

後縦靭帯骨化症(Ossification of Posterior Longitudinal Ligamen)は、難病指定された疾患で医科においては公費支給の対象となっています。

頚椎の後面を上下に走っている(頚椎)後縦靭帯の骨化が、脊柱管の内腔に張り出して脊柱管狭窄の状態を生じさせることによって症状が発生する。脊髄圧迫症状であり「脊髄症」である。

症状は神経根症状の末梢神経症状・交感神経症状もあるが、中心的症状は脊髄症状である。従って、鍼灸治療をファーストチョイスにすることは決してなく、医科を受診する上で、頚部痛や運動制限の緩和を目指した対象療法となります。