いとう治療院ブログ

【治療戦略と症例】 腰痛

2013/8/28

【患者情報】30代男性 会社員

【主訴】腰痛
3週間前に発症。段々と痛みが酷くなっている。右下肢は右坐骨結節(おしりの付け根)の内側 、腸骨陵、左側は腰部、左下肢後面に座骨神経痛様症状がある。運動痛少々・安静時痛もあり。

【随伴症状】
・2ヶ月前 消化器の不調あり。食欲不振・胃もたれ。軽い胃炎。

【考察と治療戦略】
脉状が限りなく平脉に近いので内部環境はそれほど問題にしないこととした。歪みを治療を主体に行う。
人間は特に症状のない場合でも「基本的な歪みパターン(A)」を持っており、また、その歪みを補正しようとしたり、拮抗しようとしたりする「歪みパターン(B)」がある。今回のケースは典型的な(A)と(B)が同居しているパターンである。一見して骨格の歪みがないように見えてしまうが、筋の緊張においては容易に左右上下前後に差があることがわかる。
少なくとも2回の施術が必要であり、初診時ですべきことは「基本パターン(A)」に戻すことである。

※記号450-1